歴代の麦茶ポットは見た目・質感重視か扱いやすさ重視のどちらかで満足できず
自分以外の家族は常時麦茶がないとダメな人たち。彼らのために、これまでありとあらゆる麦茶ポットを試してきた。
- スーパーの雑貨コーナーに売っているような、非オシャレ・プラスチックの麦茶ポット
- フランス製のスクエアな形の厚手のガラスピッチャー
- 日本製のうすーい筒型のガラス容器にゴムのキャップがついたもの
- 無印の麦茶ポットetc,…
だが、なかなか『コレ!』といったものに出会えずに、これまで割ってしまったり、使い勝手の悪さにイライラして買い換えてしまっていた。
麦茶を入れるだけのただの容器なはずなのに、何年かかっても気にいるものに巡り会えないのはどうしたものか。
これまで使ってきた麦茶ポットのダメな所
重い
ガラス製は見た目はオシャレだが重いものが多い。重いと洗うのが億劫で、ついつい麦茶作りをサボってしまう。
割れやすい
ではガラス製で軽いものを・・・と考えて購入した薄いガラスのポットはすぐに割ってしまった。
汚れの付きやすさ(本体)
それならプラスチックだ!と、スーパーの雑貨コーナーで売っているようなプラスチック製のポットを買ってみるも、使っているうちに茶渋の色が本体について取れなくなる。
ガラス製で本体に溝がついているものは水垢が溝の下側に付きやすい。柄付きのスポンジで溝の一本一本を洗うのが面倒くさい。
汚れの付きやすさ(蓋)
蓋にパッキンがついていると、その漂白が地味に面倒。パッキンのないタイプでも、蓋の形状が複雑だときれいに洗えない。
蓋の開閉が大変
海外のガラス製ポットの樹脂の蓋がものすごくきつくて、いつも痛い思いをしながら開けていた。家族に大不評。
冷蔵庫のドアポケットで幅をとる
横長のタイプは一度にたくさん麦茶を入れておくことができるのが便利だが、冷蔵庫のドアポケットで幅を効かせがち。
小さい無印の冷蔵庫を使っている我が家では、ここに牛乳パックを1本入れるのが精一杯。来客時やイベントごとでジュースなどを買ってきた時などは大パニックになる。
デザイン、価格、扱いやすさ・・・トータル80点の麦茶ポットを現在愛用中
そんな “麦茶ポットジプシー” の状態を小休止しているのは、昨年横浜のGEORGE’Sという雑貨店で見つけたプラスチックのポットのおかげだ。
正直、100点満点はあげられないのだが、これまで経験してきた麦茶ポットのデメリットがほぼクリアされている。

“OPEN” “CLOSE” の文字を注ぎ口に合わせて開閉する。スムーズにスライドするところが好き
蓋はくすんだ水色の硬めの質感のプラスチック。パッキンのないタイプで取り外しが容易だ。本体は蓋よりもさらに軽いスクエア型をしており、全体に溝が掘られている。手に持った時に滑りづらく、お茶が入っていてもなお軽い。
80点としたのは蓋が若干複雑な形状をしており、その洗浄がやはり手間に感じるからである。あとは本体の溝に水垢が付きやすいこと。
毎日使うから何よりも軽さを優先
だが、何より軽いことと、蓋の開けやすさ、1000円しなかったと思われる価格帯、テーブルに出しっ放しで絵になるレトロかわいいデザインがお気に入りだ。本体のプラスチックが茶渋で変色しないのもいい。
最近とみに重いものを扱うのが苦手になってきたからだろうか。今はガラスのオシャレな質感よりも、軽さを優先したい気分なのだ。
軽さと洗いやすさとデザイン性を兼ね備えた麦茶ポットが出てくれば、浮気してしまうかもしれないが、今はこの水色のレトロなポットとの蜜月を楽しんでいる。