寒い、寒いと思っていても、確実に春はやってくる。季節の変わり目には手持ちの服を見直すのがいつもの決まりだ。暇つぶしがてら、春になっても着るワードローブをイラストにして並べてみたら、思いもかけないアイテムが “あまり使えていない” という結果に。
トップスとボトムスをタテヨコに並べてアイテムごとの組み合わせを可視化
少ない手持ち服をイラストに置き換えて気づいたことは、着まわししやすい服がどれか、はっきり視覚化できたこと。
例えば、春のマニッシュコーデ、ワイドパンツに変わり編みセーターにも出てきたオフホワイトのスプリングセーター。
袖はパフスリーブ、生地全体にドットや縄編みが施された “変わり種” で、手持ちのベーシックな服の中では異色の存在。最初は着回せるのか、イマイチ自信がなかった。
だがこうして表にしてみると、◯4つで我がトップスの中ではダントツの着まわしやすさ。
と言っても、デザインうんぬんというより、オフホワイトという万能カラーであることが合わせやすさの理由な気もするけれど・・・。茶系のボトムスとの相性はとみに良い。
茶色の延長でカーキのきれい目パンツとも好相性。トップスの甘さがカーキで抑えられてよい塩梅に。
逆にデニムやネイビーのガウチョと合わせると、そのままでは地味な感じ。ボルドー系のフラットシューズを合わせるなどして別にポイントを持ってくるようにしている。
衣替えで足りなくなるアイテムも一目瞭然

オフホワイトのセーターの下に描いたグレーのVネックカシミアセーターは、昨年からワードローブに仲間入りした。秋冬は週に2回は着るほどのヘビロテアイテムに。
このセーターも◯4つで着まわしやすさはお墨付きなのだが、春になったら衣替えの対象となる。
うーん。
このVネックがなくなると結構痛いな・・・。少ない服がさらにミニマルに(笑)。
カシミアに変わる春の素材を可及的速やかに探さないと。
このセーターはユニクロのシガレットジーンズと合わせて、柄入りのコットンネックレスを合わせるのが好きな組み合わせだった。
ギリギリ着られる季節まで着て、その間に同じような春のセーターを補充したい。
何にでも合わせやすいボトムスの王様は、ユニクロのシガレットジーンズ

ワードローブ表のボトムス軸を見れば、ユニクロのシガレットジーンズが唯一パーフェクトのアイテムとわかる。
◯4つはこのデニムだけ。
今の職場はドレスコードはなんでもありで、Vネックのニット同様、こちらも週2回はお世話になっている。
ゆるいニットも、フィットするカーディガンも、どんなトップスにも合わせやすいので、服が少ない自分のワードローブには欠かせないアイテム。
定価で確か3000円くらいだったと思うけど、仮に4000円だったとしても全然買いますとも。
それくらい使いやすい。
でも今ユニクロのサイトでシガレットジーンズのコーナー見たら、えっ・・・ダメージ系のしかない?
今の膝が出ちゃったらどうすんの? 店舗ならあるのかな?
用事がある時しかユニクロ行かないからわからないけど、もうちょっと大事にはいた方が良さそう(笑)
組み合わせ表をつけてわかった、定番っぽいのに思ったほど着ない服は・・・
今回、暇に飽かして手持ち服のアイテムで○×表のようなものを作ってみた一番の成果は、意外なアイテムが “思ったほど着回せていない” と判明したことだ。
トップスは辛子色のセーターが○1個、△2個、×2個で思わしくない。
と言っても、この辛子色トップスは着回しよりも、『この色が着たい』という気分を優先して買ったものなので、着回しのバリエーションが少なくてもそんなものだろうという感じ。
問題は “着回しを期待して買ったのに、思ったほど着回せていない定番っぽい服” である。
着回せそうで着回せない、ベーシックの意外な盲点
表を見て、お気付きの方はいるだろうか?
40代のミニマルなクローゼットの中で、着回し力が思ったほど高くなかったもの、
それは「ネイビーのきれい目ワイドパンツ」だった。
このワイドパンツと合わせてしっくりくるのは、自分の手持ちの服の中ではグレーのカシミアVネックセーターしかない。
ネイビーって定番色だし、ワイドパンツも好きだし合わせやすいし、何の疑いもなく購入した。だが購入から半年経ってみて、自分のアイテムとはあまり相性がよろしくないことは明らかだった。
一見、オフホワイトのセーターとも、水色のカーディガンとも、辛子色のセーターとも合いそう。
ところがネイビーのワイドパンツと合わせると、トップスとの色の対比がはっきりしすぎて何だか変。
転職前はもう少しかっちりした服が多かったために、何の疑問も感じずに “コーディネートしやすそう” と安易に買ってしまったのがいけなかった。

服を少なく回すには、コーディネートの相性表を作ってみよう
冒険アイテムで失敗するのはしょうがないとしても、定番っぽい服で失敗するのは正直痛い。
今すぐ手放すほどではないにしても、これ以上合わせる服がなければちょっと考えものである。
新しい服を買う時は、少なくとも3パターンくらいはコーデイネートが浮かぶものを買うようにしなければ。
逆に言えば、少ない服で回すにはそれくらいの慎重さが必要ということか。
ワードローブの “死蔵品” が死ぬほど嫌いという方は、このように手持ちアイテムを絵に描くなり画像にするなりして縦横に並べてみてほしい。
使えるアイテムと使えないアイテムがはっきり可視化できるので、着ない服の選別に役立つだろう。