住んでわかった、戸建ての吹き抜けの不都合な真実5つ

モノ・コトの断捨離

最近ではすっかり賃貸マンション暮らしが板についてきた我が家。

つい数年前までは地方で戸建て暮らしを送っていたのだが、その家が大きな吹き抜けのある一軒家だった。

色々と住みたい家はあるけれど、吹き抜けのある家は、かつての自分の憧れの家。

・・・そこに住んでみるまでは。

消費税の増税前で、家の購入を検討されている方も多いかもしれない。

もしその家が “吹き抜けのある家” ならば、これから挙げるようなデメリットもあることをふまえて購入を検討していただきたい。

吹き抜けのデメリットその1:掃除が超絶大変!

吹き抜けの最大の弱点と言えよう。

 

掃除が超大変、これに尽きる。

 

吹き抜けは天井部分に熱がこもりがちになるので、大抵の場合シーリングファンを取り付ける。

このシーリングファンが曲者(くせもの)で、真夏以外はめったに使わないものだから、そのうち羽の上にホコリがどんどんたまる。

シーリングファンの活躍する季節が到来し、しばらくぶりにスイッチを入れようものなら、

 

「ホコリ〜 ホコリ〜 今、舞い落ちる〜」

 

森山直太朗状態となる。舞い落ちるのはさくらだけにして(泣)。

高窓の桟(さん)の掃除は命がけ

吹き抜けの壁に取り付けられた、窓の桟に溜まるホコリ取り掃除も毎回悲惨だった。

昔からいらないものは持ちたくない性分。大きな吹き抜けのある家に住みながら、高さのある脚立など家に常備しておくはずもない。

だから吹き抜けの窓の桟に積もるホコリの掃除は毎回命がけ。

ダイニングテーブルの上に椅子をあげて、その上に上がって掃除機をかけていたのだ(怖)。

足元がおぼつかない中、背伸びをして掃除機のノズルを伸ばす。一歩間違えば病院送りである。

まあ、これなど、単に脚立や吹き抜け専用のアタッチメントを持ちたくないだけのわがままなのだけど。 少ないもので暮らす” のもなかなか楽じゃない。

おっかなびっくりガタガタするイスの上で掃除機のノズルを動かすものだから、力が入らないし、窓枠のホコリもきれいには取れなかった。

命がけで掃除してもきれいにならない→もう掃除したくない→さらにホコリが溜まる、の負のループである。

吹き抜けの天井は四隅にクモの巣がつきやすい

それでも、まだ窓の桟ならなんとか掃除しようと思えば掃除のブラシが届くからいい。

問題は天井からフワ〜と漂っている糸のような蜘蛛の巣である。これは本当に厄介だった。

っていうか、もう見て見ぬふりをするしかなかったのだ。だって手が届かないんだもの。

となると、やっぱり新聞広告でみるような、ビヨーンと伸びる吹き抜け用の掃除機アタッチメントが必要だったのか?

でも、あれ、バランス取るのめっちゃムズいよ、きっと。

勢い余って天井のライトとか全然関係ないもの壊してしまいそうだし。だから買わない!

吹き抜けのデメリットその2:内装のリフォームが高くつく!

中古の家を買ったので、住んでしばらくしてから好みの壁紙に張り替えることになった。

見積もりを取って初めてわかったことだが、我が家の吹き抜けが広すぎて、壁紙の張り替え作業に足場代を請求された。

もうずいぶん前のことなので金額はうろ覚えだが、足場代だけで最低でもプラス10万は余計にかかったと思う。

しかもいざリフォームが始まってみると、床一面にブルーシートが敷かれ、

何のフェスだよ!

ってくらいの、うず高ーい足場がみるみるうちにLDを占拠。

足場の組み立ての際も大きな音がして、作業中の5日くらいは家というより “現場” だった。

喜んでいたのは子どもだけ。「ジャングルジムみた〜い(ワクワク)!」

吹き抜けのデメリットその3:吹き抜けの面積が無駄!

吹き抜けは、視覚的に開放感を感じさせたり、暗い部屋に日照を確保したりといった役割がある一方で、空間としては無駄な面積である。

この面積を床として活用していたら、もっと小さな家でおさまっていたのではないか?

吹き抜けがある分、家のボリュームが増えてしまっている。

それだったら、最初から吹き抜け分を差し引いた小さな面積の家がよかった(今思えばね)。

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吹き抜けのデメリットその4:広い空間を埋め合わせるためにモノが増える!

狭い家や小さな家なら、モノがなくても気にならない。

ただ、大きな吹き抜けのある広い家の場合、モノがあまりにないと、薄ら寒い空間となる。

その空間の寂しさを紛らわせるために、必要のないモノまで増やしてしまうというわけだ。

大きな観葉植物、大きな家具、壁の隙間を埋めるフレームetc…。

狭いなら狭いなりに必要な物を吟味して暮らすことができるが、広い家は空間の制限がない分、家に入って来るものに対して基準がゆるくなりがち。

これでは “少ないもので暮らす暮らし” はどんどん遠ざかってしまう。

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吹き抜けのデメリットその5:寒い!

吹き抜けの寒さに関しては、最近の家は高断熱になってきているので関係のない話かもしれない。

以前の我が家は昭和時代の建物だったから、断熱がそこまでではなく、暖房の効きも悪かった。

その一端はあの大きな吹き抜けにあったと思う。

だだっ広い吹き抜け空間を、いくら暖房で暖めたってすぐに暖まるものではない。

天井に上った暖気を階下に下ろすためにシーリングファンをつければ先ほどの直太朗状態と、踏んだり蹴ったりである。

吹き抜けに光を入れる壁の大きな窓ガラスも、家を冷やす原因だ。

吹き抜けが欲しくて、かつ冬も暖かく過ごしたいならば、断熱に一家言あるメーカーや工務店から家づくりのパートナーを選ぶことが肝要になる。

それでも家に「吹き抜け」が欲しいですか?

ここまで散々「吹き抜け」のマイナスポイントを上げてきた訳だが、これ、すべて実体験ですから(笑)。

憧れだけで家は選んじゃいけないなぁという、家選びの失敗談として参考にしてみて欲しい。