結婚後長いブランクのある40代主婦の仕事探し戦略

結婚後に長いブランクのある40代主婦の仕事探し 好きを仕事に

今でこそ週5のフルタイムでデスクワークをしているけれど、ほんの数年前までは、のんびり自宅で専業主婦をしていた。

そんな自分が家を売って家族で関東に引っ越したことがきっかけで、下の娘が小4になったタイミングで、実に10数年ぶりに外で働き口を探すことに。

結婚してから10年以上も仕事から離れていると、自分が外で働くイメージはなかなか湧いてこないものだ。

もとよりドンくさい性分ゆえ、エクセルが苦手だと仕事できないのでは?職場でいじめられるのでは?などなど、不安ばかりが膨らんで、一向に仕事探しが進まなかった。

生まれて初めての派遣登録、スキルチェックで玉砕(笑)

そのうち自分で一から仕事を探すより、派遣に登録して自分の能力に見合った職場を紹介してもらうほうが早いと考えるに至った。

何社も登録するのは面倒だったから、とりあえず有名どころの「◯◯コ」の登録会に行ってみることに。

派遣の登録なんて人生で初めて。登録会に何を着ていくのかもよくわからない。とりあえず手持ちの紺色の綺麗めなトップスに、下はユニクロで同じく紺色のタイトスカートを買って出かけた。

もう3年も前のことで、すでに記憶が曖昧だが、訪ねた「◯◯コ」のオフィスで、ひとり個室でPCとにらめっこしながら一般常識のテストとタイピングテストを受けた。

今でもそうだが、タッチタイピングはできるものの、我流のためスピードは早くない。係の女性から少し不機嫌そうに、

「タイピングの結果が遅すぎるので、もしかしてやり方を間違ってらっしゃるのかもしれません。もう一度やってみてください」

とのキツ〜イ一言が。

案の定、2回目のテストも同じような結果。女性の表情が凍りついたのを感じた。

『だからブランク明けの主婦は使えないんだよ』と言われているような気がして、すぐにでも家に逃げ帰りたい気分だった。

派遣登録の当日から、仕事紹介の電話鳴り止まず

そのあとの面談では、先ほどの女性とは一転、物腰やわらかな男性のスタッフに職種や条件面での希望を聞かれた。

長らく無職だった自分に何ができるかなんて検討もつかなかったから、とりあえず「できれば英語の使えるお仕事で、扶養内でも、フルタイムでも構いません」とだけ伝えた。

すかさず「40歳でもお仕事って決まりますか?」と自虐的に尋ねると、「時間はかかるかもしれませんが、決まると思います」という、なんとも曖昧な返しをされた。

「派遣は35歳まで」、そんな噂をネットで何度も目にしたからだ。

以外だったのは、そんなダメダメなブランク明けの自分でも、登録したその日から、仕事の紹介電話がびっくりするほど何本もかかってきたことだ。

もちろん、電話口だけでは決めきれないから、いったん電話を切って、派遣会社のHPで紹介された仕事の条件をチェック。希望に合わなければ電話をくれた支店の担当者に電話を掛け直しお断り、という流れを繰り返した。

内部選考で落ち続ける一方で、興味のない仕事のオファーを断り続ける日々

だがよくよく聞くと、きっと色々な人に断られたんだろうなと思われる案件だったり、自分にはオーバースペックな仕事だったりして、何度も断らなければならないのが苦痛になってきた。

たまに『これは!』と思った案件を紹介されても、結局派遣会社内の選考で落ちるということもよくあった。

その中で、働く人たちの年齢層が近く、仕事の内容もこれなら大丈夫そうと思われる “まともな” 仕事の紹介があり、珍しく一発で企業の面談まで進んだ案件がある。

しかし実際に面談で雇用主から話を聞くと、事前に聞いていた仕事の内容よりも、自分の苦手な数字に関わる仕事が主な業務であることがわかった。

今振り返ってみると、その派遣会社の担当者から聞く仕事の内容は、派遣社員に断られないよう、「誰にでも簡単にできそう」な仕事で、かつ「見栄えのいい」仕事であるかのように、言葉巧みに置き換えられているように感じた。

「できそうですか?」と企業の面接官に聞かれて、嘘をつくわけにもいかない。

面談の途中から明らかに相手のテンションが下がっていくのを見て、自分が派遣で仕事を見つけるのは難しいのかもしれないと悟った。

ブランクの長いアラフォー女性がいきなり派遣で働くことは難しいのが現実

結論からいうと、結局派遣で就業することはなく、仕事はネットの求人サイトで見つけた週3パートに決めた。

扶養内のパートといえど、割に専門的な内容を含むもので、面接の前にトライアルまであったが、なんとか無事面接までたどり着いて合格。その後、同じ職場で契約社員にしていただき、今の職場に転職するまで3年近くお世話になった。

派遣の場合、自分でいいなと思う求人があっても、希望する人が複数の場合は、まずその派遣会社内で選考がある。

その場合、他の派遣会社に同じパイを奪われないために、自社の派遣社員の中で一番相手先の受けが良さそうな若い女性を選ぶのではないか?

あるいは自社内で選考をせずに、職歴と年齢だけを相手先に伝え、先方が会ってみたい派遣社員だけが面談に呼ばれるということもある。

いずれの場合も、大したキャリアもない40代の自分が、大勢の若い派遣社員から抜きん出て、選考に残されるなんてミラクルは起こるはずもない。

ブランク明けのアラフォーが派遣で働くというのは、かなり難しいというのが本音ということだろう。

さしたるキャリアや専門の資格もなく、ブランクだけは長い40代くらいの主婦が再就職を考えた時、派遣会社のシステムに真正面から切り込んでいくのは、単に時間の無駄に終わる可能性が高い。

ただでさえ再び働き始めることに自信がないのに、自分のことを他人にバッサリ否定されると、さらに萎縮してしまうというものだ。

40代主婦で派遣に登録するなら、あえて短期の求人を狙う

2019年3月9日

直接雇用のパートから入り、将来的なキャリアアップに繋げる

それに比べて、かつての私のようなスペックの者にでも、チャンスが残されているのが直接雇用のパートである。

派遣会社を通さない求人の場合、少なくとも採用担当者に応募書類を見てもらうことはできる。派遣会社のフィルターで選別されることなく、誰にでも平等に面接までこぎつけるチャンスが転がっているのだ。

そのような会社では、一度採用が決まってある程度働いた後に、契約社員や、うまくいけば正社員に、という話をいただくこともある。

例えば主婦JOBパートのようなブランク明けの主婦に理解がありそうな求人サイトを見てみると見つけられるだろう。自分の場合は、以前の職場の求人は、アルバイト求人のイメージが強いan(アン)でたまたま見つかった。

後から会社の人に聞いたら、それまで一度もanは使ったことがなかったが、試しに募集をかけてみたのだという。時折そんなレア求人も紛れ込んでいることがあるので、たまにのぞいてみるといいかもしれない。

結局、自分はその会社を去ることになったが、同期の女の子はその仕事が水にあっているようで、今でも仕事を続けている。

まずは週3回くらいのパートで “外で働くこと” に慣れるのがおすすめ

さて、かつての自分のように、ブランク明けのアラフォー女性で、キャリアがないからと再就職に今一歩踏み出せない人もいると思う。

自分は性格的に陰キャ寄りで新しい環境に慣れるのが苦手だし、鈍臭いアナログ人間だ。だが少子化で人材難の今、そんな40代女性であっても採用したいと言ってくれる会社は必ずある。

もう今さら仕事なんて・・・と諦めずに、週3パートのようなスモールステップから、仕事探しを始めてみてはいかがだろうか?

vocation

“天職” は子ども時代から変わらず好きなことに眠っている

2019年7月15日