小学生に学習机は必要なし。物心ついてから長く使えるものを選ばせて

小学生に学習机は必要なし モノ・コトの断捨離

週末の午後、娘がネットで見つけた学習机の実物を確認するため、郊外の家具店に出かけた。彼女の人生で初めての “学習机” の購入。ちなみに我が娘、4月から “ピカピカの1年生” ではあるが、中学1年生である(笑)。

なぜ世の中の大人は子どもの小学校入学前に学習机を用意するのか?

あなた自身の学習机は今実家でどんな扱いをされているだろう?

自分と弟の学習机は、今では仲良く “高級な物置台” と化している・・・。

実際に使った期間も、せいぜい小学生くらいまで。中学、高校時代はなぜかキッチンのダイニングテーブルで勉強していた。

周りに人の気配がする方が、子ども部屋でひとり勉強するより性に合っていたからだ。

ほんの数年しか使われていないのに、もったいない話である。

学習机の購入は親側のエゴ?

塾に行けばテストの点数が上がると錯覚するのと同じレベルで、学習机を買えば勉強したり整理整頓する習慣がつくと親が考えているのかもしれない。

あるいは祖父母の世代が、孫の喜ぶ顔が見たいがための “イベント” と化している。

その年頃の子どもを家具売り場に連れて行けば、歓声をあげて走り回り、これがいい、あれがいいとうれしそうにはしゃぐ。

彼らにとって、学習机の売り場は、おもちゃ売り場や公園と同列の、楽しい遊び場でしかないのだ。

それなのに、親や祖父母ははしゃぐ彼らを見て、『あんなに学習机を欲しがっているのだから、買ってあげなくては』と考える。

「勉強するための道具」というだけで、どんなに高価なものでも購入するハードルがグッと低くなるのは不思議なものだ。

学習机は必要なし。小学生のうちはリビングやキッチンのテーブルで十分

しかし、学習机の魔法は長くは続かない。

小学生くらいの子どもが、部屋でひとり、じっと机に向かって勉強するなんて夢物語である。小学生の学習量なら、専用の机がなくても、リビングやキッチンのテーブルで事足りる。

学習机を買ってあげるくらいなら、教科書を整理するための本棚やそれに変わる収納を用意する方が無駄がない。

学習机はデザインがいまいちだし、ツルツルした材質は将来別の用途で使うにも使いようがなくて困る。処分する際も無駄に重くて、うんざりすることだろう。

大人になった我々はその事実をよく知っているはずだ。

物心ついてから長く使える机を子どもと選ぶという選択も

実家に放置された学習机の教訓もあり、夫も似たような経験を持っていたことから、我が家は子どもたちの小学校入学と同時に学習机を用意することはやめにした。

彼らの小学生時代は、主にリビングのセンターテーブル、ダイニングテーブル、時にはソファーの上で勉強をするという、イマドキの “フリーアドレス” なスタイルで過ごしてきた(笑)

その後、息子には高校入学時に近所の雑貨店で本人も気に入ったワーキングデスクを初めて購入。

娘はそれより早く、「中学生になったら自分の部屋で勉強したい」からと、本人自ら部屋に置くデスクをネットで探してきた。

ネットで見ただけの家具を買うのはいささか不安だったので、その実物を見に、わざわざ電車で1時間かけて、週末郊外の家具屋まで足を伸ばしてきたというわけだ。

残念ながらその机は在庫がなく、またしばらく娘の机の購入はお預けになってしまったが、娘も納得済みなので問題はない。

ダイニングテーブルがわりのアトリエテーブル

大きなダイニングテーブルを手放し、コンパクトなアトリエデスクで代用

2019年7月22日

「学習机を買ってもらわなくてよかった」と娘に感謝されるまでに

我が家も彼らが小さな時は「これが欲しい」と机のセットをねだられたが、「ザ・学習机」なデザインのものを、喜んで買って帰るわけには行かなかった。

そういう学習机の “賞味期限” がいかに短いものであるかを痛いほど知っていたから。

処分する時の心の痛みや労力を想像したら、「買わないと子どもがかわいそう」という一時の感情をなんとか克服することができた。

「お友達はみんな持っている」コールに屈することなく、「もう少し大きくなったら、もっと素敵なものを買おう」と約束をして。

あれから6年経ち、今日娘から言われた言葉が「やっぱり学習机は買わなくてよかった。子どもっぽくて絶対飽きてたから。」

親の真意は必ず伝わる。だから必要のないものを周りのプレッシャーから買うことなんかない。

学習机は、子ども自身が必要性を感じた時こそ買い時なのである。

小さくて軽い雛人形

手のひらに収まる小さな雛人形

2019年2月11日