アナログ思考の40代女子がイマドキのベンチャー企業に採用されたら何が起きる?

好きを仕事に

昭和の古き良き家族経営的な中小企業から、まるで対極の存在であるイマドキなITベンチャーに転職をした。

ちょうど猫の手も借りたい時期だったからなのか? アラフォーの自分がなぜか採用されてしまった。

おしゃれなオフィスで働ける♪ と喜んだのもつかの間、イマドキのオフィスでは、アナログな自分の常識がまったく通用しないことにガクゼンとした。

おばちゃんがなかなか慣れないイマドキのITベンチャー・オフィス事情

ペーパーレス

とにかくオフィスに紙がない。大事なことはすべてPCの中。

雇用契約書も紙ではもらわず、オンライン上のやりとりで完結。同意の署名や捺印の代わりに、「申請」ボタンをワンクリックするだけ。

雇用契約書みたいな大事なものは紙で残しておくのが常識だと思っていたので、これにはビックリした。

基本、

会社のヒト
印刷してもいいけど、プリンターのセットアップは自分でしてね♡
会社のヒト
やり方はオンライン上のマニュアルにあるからね♡♡

といった具合に、自己解決が求められる。

これ、業務内容に精通していないうちは、ピンポイントのマニュアルにたどり着くのも一苦労。

オバちゃん
『紙、紙のマニュアルをくれ・・・』

大事なことはキーボードに打ち込め!

そういえば、社内で紙のメモ帳や手帳を持っている人を見たことがない。

メモを取るのは時間の無駄!

後から振り返るときにノートのどこに書いてあるのか探す時間も無駄!

DIOさまに叱られてしまうほど、メモはノートパソコンに控えるのが常識なのだ。

ベンチャーのオフィスでは非効率なことが何より嫌われる。

会社のヒト
大事なことは画面に控えておけば検索で呼び出しも一発よ♡
オバちゃん
書き込みすぎて、何を控えたのか思い出せましぇん

「マウスって誰得ですか?」

職場ではMac Bookが貸与されるのだが、有線でマウスを使っている人はほぼ皆無。

オバちゃん
マウスがないと死んでまう!

という人は、自分も含めてアラフォー以降の人が多い。

そうは言っても、マウスのコードをMac Bookにつけたままミーティング場所に移動するのはやめましょう。

居合わせた社員さんにもれなくギョッとされます。

これ、ITベンチャーではノーメイクで出勤するよりご法度かも(笑)。

社員さんにとってはマウス=非効率の象徴。

子どもや学生時代からスマホやiPadが身近にあった若い社員さんにとっては、もはやマウスなしの操作は空気を吸うように当たり前のことなのだ。

オバちゃん
Macのトラックパッド、慣れたら便利そうだけど、やっぱりおばちゃんにはマウスでカチッ、カチッがしっくりくるのよねぇ〜(慣れる気なし)。

質問はお気軽にチャットアプリでどうぞ(目の前に座っていてもね♡)

社員間や部署間の連絡事項はすべてチャットアプリ上で行われている。

遅刻の連絡も、タイムカードも、質問も会議の共有事項も、とにかくすべてがチャット上でやりとりされるのだ。

会社のヒト
話した内容が残るので、大事なことはひとまずチャットに投げましょう。

たとえ話の相手が目の前に座っていてもそれは変わらない。

なんかそれって同じテーブルでご飯食べているのにお互いスマホしているカップルみたいで非効率では?と不思議な感じがしていたのだが・・・

  • 相手の仕事の切れ目を見て声がけするタイミングを測らなくていい
  • 証拠が残るので、伝達モレが防げる

という点がチャットアプリでやり取りすることの利点とわかって納得がいった。

「了承しました」の合図も、たくさんあるカワイイスタンプを選んでポチッとするだけでOK。

オバちゃん
これ、慣れるとやみつきね♪

スーツ着ている社員さんを見るとコピー機のサービスマンと勘違いしがち

会社のドレスコートは決まっていなくて、基本みなさんゆるめのカジュアル服。

だからたまーに社内のイベントで男性の社員さんがスーツなんか着ていると、コピー機の営業さんと思っていた人に急に話しかけられてびっくりしがち。

入館証より顔認証

オフィス街を歩いているスーツの男性やお姉さんたちが首にぶら下げている入館証。あれ、仕事してない専業主婦のときはちょっとした憧れだった。

オバちゃん
再就職したらおしゃれなIDカードホルダーを首にかけてランチに行くお♪

そう期待に胸を膨らませるも、以前の職場で貸与されたIDカードホルダーは100均で売っているような変な色の紐のペラペラなプラスチックケース。

オバちゃん
思ってたんと違う!

勝手に自前のおしゃれなものに替えるのは厳禁だったので、そのダサいケースで3年我慢した。

だからIT系のベンチャー企業に転職した暁には、自前でオサレIDカードホルダーを用意しようとルンルンしていたら、こちらの会社はイマドキな顔認証。

でもときどき機械の読み取り精度が悪くて、モニターの前で何度顔をブンブン振ってもドアが開かないときがある。

その場合、ガラス越しに見える中の人に向かって、

オバちゃん
開けてくださぁーい(涙目) by オフィスの真ん前でSOSを叫ぶ

と全身でアピールすることが大事。

オバちゃん
いや、そこはおばちゃんもハイテクでいいんですけど。

誰も名字を知らない

チャットのやり取りでは自分で自由につけた名前でお互い呼び合うので、たまーにお客様からの電話で社内の人を名字で名指しされると、「誰?誰?」とみな軽くパニックとなる。

アナログな40代がITベンチャーで働くのは正直大変。それでもここで働く理由

会社のメインは30代前半から20代後半の社員さんたち。自分とは10歳から15歳以上も年が離れているので、仕事の進め方も考え方も違って当然だ。

正直自分のようなアナログ人間にとっては、ベンチャー企業の仕事の流儀は目からウロコばかり。

アタマ半分、化石化しつつあるので、キャッチアップも大変・・・。

それでもなんとか3ヶ月の間やってこれたのは、この仕事が大好きなことと、一緒に働くみなさんが尊敬できる人という環境のおかげ。

多分、大企業に派遣などで就職を決めていれば、日常でこんなヒリつくような体験(笑)もすることがなかっただろう。

求められている環境で仕事をしている今が一番充実している

逆に言えば、今絶賛お仕事探し中のアラフォー女性で、久しぶりに外で仕事を始めたいという方は、 大きな企業の派遣のお仕事の方がお給料もいいし、時代錯誤感を意識せずに仕事に入っていけるはずだ。

あるいは直雇用の中小企業のお仕事。同僚に同年代かそれ以上の年代の女性が多いので、職場も和やかな雰囲気のことが多い。

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2019年3月4日

自分の場合、そこであえてベンチャー企業を選んだ理由は、募集していた職種が大企業にはない種類の大好きな仕事だったから。

一人ひとりが即戦力のベンチャーでは、自分の仕事の結果がダイレクトに結果として跳ね返ってくるところも面白い。

あとは会社がどんどん大きくなっていくワクワク感。いつもどこか学園祭の前夜みたいな雰囲気の中で仕事をしている。

40代を過ぎると、日常に刺激ってほとんどなくなってこないだろうか?

意識してそういう所に自ら突っ込んで行かないと、淡々と日常が早回しで流れていく感じがしてつらいなぁと。

基本人見知りだし、どんくさいし、おばちゃんだし(笑)、

オバちゃん
「ウェーイ」系(のように見える)ITベンチャーなんてとんでもない!

と一時は辞退したのだが、ほんと勇気を出して踏み出してよかった。

慣れた環境で高い給料の代わりにつらい通勤とやりたくない仕事を定年まで続ける未来もあったんだけど。

もう絶対戻りたくない。

自分のコンフォートゾーンを外れた先に、欲しい未来はある。

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2019年2月23日